「模範解答」から本音へ:気持ちを引き出す方法

コミュニケーション
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おはようございます!

ぬくぬくコミュニケーションのくま先生です。

みなさん、お元気ですか?

昨日、放課後デイサービスでこんな様子を見ました。中学2年生の近藤さんが、問題の答えを見せてほしいと友達に頼まれて、「うん、いいよ」と答えていました。でも、近藤さんの表情はどこか曇っていて…。後で話を聞いてみると、本当は見せたくなかったけど、断れなかったそうです。

これって、よくあることですよね。特に発達障害のお子さんは、「模範解答」を言ってしまうことがあります。本当の気持ちを伝えられないんです。

でも、ちょっとした工夫で、お子さんの本当の気持ちを引き出せるんですよ。

まず大切なのは、お子さんの特性を理解すること。発達障害のお子さんは、社会的なルールや暗黙の了解を理解するのが苦手なことがあります。これは、前頭前野の発達に関係しているんです。前頭前野は、社会的な判断や感情のコントロールを担当する脳の部位なんですよ。

そこで、こんな工夫はどうでしょう?

  1. 具体的な言葉で質問する:「宿題を見せてほしいって言われて、どう思った?」より「宿題を見せてほしいって言われたとき、胸の中でどんな感じがした?」と聞いてみましょう。
  2. 選択肢を提示する:「嬉しかった?嫌だった?それとも困った?」と、感情を言葉で示してあげると、選びやすくなります。
  3. 絵カードを使う:感情を表す絵カードを用意して、「今の気持ちに近いのはどれ?」と聞いてみるのも効果的です。

こういった工夫をすると、お子さんは自分の気持ちを表現しやすくなります。そして、自分の気持ちを知ることで、適切な対応を学んでいけるんです。

最近の研究では、こういったコミュニケーションの練習が、前頭前野の発達を促進する可能性があることがわかってきています。

ちょっとしたコミュニケーションのコツをつかむだけで、お子さんとの関係はぐっと良くなります。

一緒に、お子さんの本当の気持ちを引き出していきましょう。きっと、素敵な変化が待っていますよ。

くま先生さんが応援しています!

#本音 #模範解答 #前頭前野

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