ネガティブな子どもの心を開く!くま先生が教える3つのコミュニケーション術

コミュニケーション
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おはようございます!

ぬくぬくコミュニケーションのくま先生です。みなさん、お元気ですか?

先日、放課後デイサービスで印象的な出来事がありました。5年生の太郎くん(仮名)が、算数のテストの結果を見て、「僕はバカだ。もう勉強なんてしたくない」と泣き出してしまったんです。太郎くんのお母さんは、「頑張ったんだから、次は大丈夫よ」と励ましていましたが、太郎くんの気持ちは晴れませんでした。

この場面を見て、私は「ネガティブになりやすい子ども」へのコミュニケーションの大切さを改めて感じました。今日は、そんな子どもたちとのコミュニケーションの工夫について、お話ししたいと思います。

まず、大切なのは子どもの気持ちを受け止めることです。「バカじゃないわよ」と否定するのではなく、「テストの結果を見て悲しくなったんだね」と共感することから始めましょう。これは、子どもの脳の扁桃体(へんとうたい)を落ち着かせる効果があります。扁桃体感情を司る部分で、ストレスを感じると過剰に反応してしまいます。共感的な言葉かけは、この反応を和らげるんです。

次に、具体的な行動を提案してみましょう。「次は頑張ろう」という抽象的な言葉ではなく、「苦手な問題を3つ一緒に解いてみようか」といった具体的な提案です。これは、前頭前野の実行機能を刺激します。実行機能は計画立案や問題解決に関わる能力で、具体的な目標設定によって活性化されるんです。

そして、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。「この問題が解けたね!すごい!」と、一つ一つの達成を認めていきましょう。これは、脳内の報酬系を刺激し、ドーパミンの分泌を促します。ドーパミンは「やる気」や「達成感」に関わる神経伝達物質で、学習意欲の向上につながります。

昨日も、太郎くんと一緒に算数の問題を解いてみました。最初は嫌がっていましたが、「まずは1問だけやってみようか」と提案すると、少し気が楽になったようでした。1問解けると、「もう1問チャレンジしてみる?」と声をかけ、少しずつ問題数を増やしていきました。最後には、「先生、もっとやりたい!」と言ってくれたんです。

この経験から、ネガティブな気持ちを和らげるには、子どもの脳の特性を理解し、それに合わせたコミュニケーションが効果的だと実感しました。

ちょっとしたコミュニケーションの工夫で、子どもたちの気持ちは大きく変わるんです。子どもの気持ちを受け止め、具体的な行動を提案し、小さな成功体験を積み重ねる。この3つのポイントを意識してみてください。

最後に、くまさんからのアドバイスです。子どもたちは一人ひとり違います。同じ方法が全ての子どもに効果的とは限りません。でも、大切なのは諦めないこと。子どもたちの可能性を信じて、一緩に寄り添っていきましょう。きっと、素敵な変化が待っていますよ。

みなさんの子育てに、幸あれ!くま先生でした。

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