ADHDの子どもとの効果的な声かけ:くま先生が教える認知機能に基づくコミュニケーション術

コミュニケーション
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おはようございます!

ぬくぬくコミュニケーションのくま先生です。みなさん、お元気ですか?

昨日、放課後デイサービスでちょっと面白いことがありました(^^)/

ADHDのケンジくん(仮名)が、いつものように落ち着きなく動き回っていたんで「ケンジくん、ちょっと座ってお話しようか」と声をかけたら、「えー、嫌だよ」って言われちゃいました。でも、ここからが面白いんですよ。

「ケンジくん、今日の朝ごはん何食べた?」って聞いたら、ピタッと止まって「えっと…トースト!」って答えてくれたんです。そこから、トーストの話で盛り上がって、気づいたら10分も座って話せたんですよ。

これって、ちょっとしたコミュニケーションの工夫で、ADHDの子どもたちの気持ちをそらさず、会話を続けられるってことなんです。今日は、そんな「ADHDの気持ちをそらさない声かけ」についてお話ししますね。

まず、ADHDの子どもたちの脳の特徴について、ちょっと難しい話をしますよ。ADHDの子どもたちは、前頭前野という脳の部分の働きが少し弱いんです。この部分は、注意力や衝動性のコントロールに関わっているんですね。

だから、ADHDの子どもたちは、興味のないことにはすぐに飽きちゃうけど、逆に興味のあることには集中力がグッと高まるんです。これを「過集中」って言うんですよ。

この特徴を理解して、コミュニケーションを工夫すると、驚くほど会話が続くんです。例えば、「宿題やろうね」じゃなくて、「今日の算数の問題、恐竜の絵が描いてあったよね。あれ、何の恐竜だったっけ?」って聞いてみるんです。

すると、恐竜が好きな子なら、「ティラノサウルス!」って答えてくれて、そこから恐竜の話で盛り上がりながら、自然と宿題に取り組めちゃうんです。これって、脳の報酬系を上手に刺激して、やる気を引き出しているんですよ。

先日も、片付けが苦手なサクラちゃん(仮名)に、「お片付けゲームしよう!赤いおもちゃを見つけた人が勝ち!」って声をかけたら、あっという間に片付けが終わっちゃいました。これも、ゲーム感覚で楽しく取り組めるようにした工夫なんです。

大切なのは、子どもたちの興味や好きなことを知ること。そして、それを日常の活動に上手に組み込んでいくことなんです。

最後に、もう一つ大事なことをお伝えしますね。ADHDの子どもたちは、失敗経験が多いせいで、自己肯定感が低くなりがちなんです。だから、小さな成功体験を積み重ねることがとても大切。

「さっきの片付け、すごく上手だったね!」「宿題、集中して頑張ったね!」って、具体的に褒めてあげることで、子どもたちの自信につながるんです。

みなさん、ちょっとした工夫で、ADHDの子どもたちとのコミュニケーションはグッと楽しくなりますよ。今日からでも、お子さんの興味に合わせた声かけを試してみてくださいね。きっと、新しい発見があるはずです。

くま先生からの温かいハグをみなさんに送ります。また会いましょうね!

くま先生からのお願い

みなさん、くま先生のコラムはいかがでしたか?

お子さんとのコミュニケーションで「あっ、これ使えそう!」と思ったことはありましたか?

くま先生は、みなさんのお悩みやご質問をいつでもお待ちしています。「うちの子、こんな時どうしたらいいの?」「この方法、うまくいかないんだけど…」など、どんな小さなことでも構いません。

みなさんの声を聞かせてください。一緒に、お子さんとの素敵な関係づくりを考えていきましょう。

次回のコラムでは、みなさんからいただいたお悩みにお答えできるかもしれませんよ。くま先生からの温かいハグと共に、また会える日を楽しみにしています!

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#過集中 #自己肯定感 #興味

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