おはようございます!
ぬくぬくコミュニケーションのくま先生です。
昨日、放課後デイサービスで面白い出来事がありました。いつもは一斉指示を聞けないマサヨシくん(仮名)が、みんなと一緒におもちゃの片付けをしたんです。どうしてできたのか、みなさんも気になりますよね?
実は、ちょっとしたコミュニケーションの工夫をしただけなんです。その秘密、今日はみなさんにお話しします。
まず、一斉指示が通らない理由について考えてみましょう。発達障害のあるお子さんの中には、聴覚情報の処理が苦手な子がいます。これは、脳の聴覚野と前頭前野の連携がうまくいかないことが原因だと考えられています。
でも、大丈夫。ちょっとした工夫で、大きく変わるんです。
マサヨシくんの場合、視覚的な情報を使うことで、うまくいきました。「おもちゃを片付けよう」という言葉だけでなく、片付ける様子を絵カードで示したんです。

これには科学的な根拠があります。視覚情報は、脳の視覚野から前頭前野へ直接伝わりやすいんです。だから、言葉だけよりも理解しやすいんですね。
でも、絵カードを見せるだけじゃありません。大切なのは、どう伝えるか。ここがコミュニケーションのコツなんです。
まず、太郎くんの目線に合わせて、やさしく声をかけました。「太郎くん、見てね」って。そして、絵カードを見せながら、「おもちゃを箱に入れるよ」って、短く、具体的に伝えたんです。
このとき、太郎くんの脳では何が起こっているでしょうか。視覚情報と聴覚情報が同時に入ることで、脳の異なる部位が活性化します。これによって、情報の理解と処理がスムーズになるんです。
さらに、太郎くんが片付けを始めたら、すかさずほめました。「すごい!おもちゃを箱に入れられたね」って。これが大事なんです。
ほめられると、脳内でドーパミンという物質が分泌されます。ドーパミンは、やる気や集中力を高める効果があるんです。だから、次も頑張ろうって思えるんですね。
このように、ちょっとした工夫で、一斉指示を聞いて動けるようになります。大切なのは、お子さんの特性を理解し、それに合わせたコミュニケーションを心がけることです。
視覚支援を使う、短く具体的に伝える、そしてほめる。この3つのコツを覚えておいてくださいね。
最後に、みなさんにお願いがあります。お子さんの「できた!」の瞬間を、一緒に喜んでください。その笑顔が、お子さんの自信につながります。そして、その自信が、次の「できた!」を生み出すんです。
一歩一歩、ゆっくりでいいんです。お子さんのペースに合わせて、温かく見守っていきましょう。きっと、素敵な変化が待っていますよ。
くま先生は、これからもみなさんを応援しています。一緒に、お子さんの成長を喜び合えることを楽しみにしていますね。
みなさんの声をお聞かせください!
最後までお読みいただきありがとうございます!
このコラムが、特性を持つお子さんとのコミュニケーションに役立つヒントになれば嬉しいです。もし、コラムの内容についての感想や、お子さんに関する具体的なご相談がありましたら、ぜひお気軽にお知らせください。
くま先生は、皆さんの声を大切にし、一緒に考えながらサポートしていきたいと思っています。お子さんの成長や日々の悩みを共有することで、新たな解決策が見つかるかもしれません。どんな小さなことでも構いませんので、ぜひご連絡くださいね。
あなたとお子さんの笑顔を、心から応援しています!
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