おはようございます(^^)/
ぬくぬくコミュニケーションのくま先生です!
昨日、放課後デイサービスで面白い出来事がありました。
いつも元気な健太君が、突然「絶対嫌だ!」と言って、部屋の隅っこに座り込んでしまったんです。お母さんたちも「うちの子も同じ」とよく相談されますよね。でも、大丈夫。ちょっとした工夫で、子どもたちの態度は柔らかくなるんですよ。
さて、健太君の話に戻りましょう。私は健太君の近くに座って、「健太君、何があったの?」と優しく聞いてみました。すると、健太君は「新しいおもちゃが怖いんだ」とぽつりと言ったんです。
ここで大切なのは、子どもの気持ちを受け止めることです。「怖いんだね」と共感の言葉をかけると、健太君の表情が少し和らぎました。
実は、この対応には科学的な根拠があるんです。脳科学の研究によると、共感的な言葉かけは、子どもの扁桃体(へんとうたい)という感情を司る部分の活動を落ち着かせる効果があるそうです。つまり、「怖い」という感情が和らぐんですね。
次に、私は健太君に「一緒におもちゃを見てみようか?」と提案しました。ここでのポイントは、選択肢を与えることです。「見る?見ない?」と聞くのではなく、「一緩に見る?それとも健太君が先に見る?」というように、どちらを選んでも前に進める選択肢を提示するんです。
これも実は、認知心理学の観点から効果的なんですよ。選択肢を与えることで、子どもに自己決定の機会を与え、自律性を育むことができます。そうすると、子どもは自分で決めたという感覚を持ち、より積極的に行動するようになるんです。

健太君は「一緒に見る」を選びました。おもちゃを一緒に見ながら、「これ、どんな音がするのかな?」「どんな色があるかな?」と、好奇心をくすぐるような質問をしていきました。すると、健太君の目が次第に輝き始め、最後には自分から「やってみたい!」と言い出したんです。
このように、子どもの「嫌だ!」という態度は、ちょっとした工夫で大きく変わります。誰が悪いわけではありません。コミュニケーションのコツをつかむことが大切なんです。
子どもの気持ちに寄り添い、共感し、選択肢を与える。そして、好奇心を刺激する。これらの小さな工夫が、子どもたちの心を開く鍵になるんですよ。
みなさんも、ぜひ試してみてくださいね。一緒に、子どもたちの笑顔を増やしていきましょう!
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