おはようございます!
ぬくぬくコミュニケーションのくま先生です。
みなさん、こんにちは。くま先生です。昨日、放課後デイサービスで面白いことがありました。小学3年生のゆうくん(仮名)が、お母さんに「もう、ぼく一人でできるよ!」と言いながら、靴を履こうとしていたんです。でも、お母さんは「ダメよ、ちゃんと履けてないわ」と言って、すぐに手を出してしまいました。ゆうくんは少し悲しそうな顔をして、黙ってしまいました。
この光景を見て、「過干渉」について考えさせられました。お母さんやお父さんの愛情からくる行動なのに、なぜか子どもの成長を妨げてしまうことがあるんですね。でも、大丈夫です。ちょっとしたコミュニケーションの工夫で、子どもの自立心を育てながら、親子の絆を深めることができるんですよ。
実は、過干渉と子どもの認知機能には深い関係があるんです。最近の研究では、親の過干渉が子どもの実行機能(計画を立てたり、自分の行動をコントロールしたりする能力)の発達を遅らせる可能性があることがわかってきました。
ここで大切なのは、子どもの「自己効力感」を育てることです。自己効力感とは、「自分にはできる」という感覚のことです。この感覚を育てるには、子どもが自分で挑戦し、成功体験を積み重ねることが重要なんです。
では、どうすればいいのでしょうか?ここで、くま先生からのちょっとしたコミュニケーションのコツをお伝えします。

まず、子どもが何かをしようとしているときは、すぐに手を出さずに見守ってあげましょう。そして、「どうやってやるの?」と聞いてみてください。子どもが自分で考える機会を与えることで、問題解決能力が育ちます。
次に、子どもが失敗しても、すぐに助けるのではなく、「どうしたらうまくいくと思う?」と質問してみましょう。これは、子どもの前頭前野(実行機能を司る脳の部位)の活性化につながります。
そして、子どもが何かを達成したときは、具体的に褒めてあげてください。「靴をちゃんと履けたね。自分でできてえらいよ」というように。これにより、ドーパミン(やる気や喜びを感じる神経伝達物質)が分泌され、子どもの自信につながります。
先日、この方法を試してみたお父さんから嬉しい報告がありました。最初は戸惑っていた子どもが、徐々に自分でやろうとする姿勢が見られるようになったそうです。そして、「パパ、見ていてね」と言いながら、自分で挑戦する姿が増えてきたとのこと。これこそが、子どもの健全な発達を促す親子のコミュニケーションなんです。
みなさん、子育ては簡単ではありません。でも、ちょっとした工夫で大きく変わるんです。子どもの可能性を信じて、見守る勇気を持ってください。そうすれば、きっと子どもは驚くほどの成長を見せてくれるはずです。
くま先生は、みなさんの子育てを応援しています。一緒に、子どもたちの輝く未来を育てていきましょう!
くま先生からのお願い
みなさん、いかがでしたか?このコラムを読んで、新しい発見や「そうそう!」と思うことはありましたか?
子育ては日々の挑戦の連続で、時には悩んだり迷ったりすることもあると思います。でも、そんな時こそ、一人で抱え込まずに誰かに相談してみるのが大切です。くま先生は、みなさんの子育ての悩みや質問、そしてこのコラムを読んでの感想をいつでもお待ちしています。
「うちの子、こんな時どうしたらいいの?」「こんな工夫をしてみたよ!」など、どんなことでも構いません。みんなで一緒に子育ての知恵を分かち合い、子どもたちの笑顔を増やしていけたら嬉しいです。
ぜひ、お気軽にメッセージを送ってくださいね! (お問合せから送ってください。)
くま先生、首を長くしてお待ちしています!
#過干渉 #自己効力感 #成長
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