みなさん、おはようございます!
ぬくぬくコミュニケーションのくま先生です。
昨日、放課後デイサービスで面白い出来事がありました。いつもはおしゃべりな太郎くんが、学校での出来事を聞いても「別に」としか答えなかったんです。でも、お迎えに来たお母さんと話すと、学校での楽しかったことをペラペラと話し始めたんですよ。
これって、よくあることなんです。「学校と家庭で子供が話す量に違いがある」というのは、特性を持つお子さんによく見られる現象なんですよ。
実は、この現象には科学的な理由があるんです。
最近の研究で、自閉症スペクトラム障害のお子さんの中には、ドーパミンD2/3受容体が減少している場合があることがわかってきました[4]。ドーパミンは「やる気」や「報酬」に関係する神経伝達物質なんです。この受容体の減少が、社会的コミュニケーションの困難さに関係しているんですよ。
つまり、学校という環境では、お子さんのコミュニケーション意欲が低下してしまうことがあるんです。でも、家庭という安心できる環境では、自然とコミュニケーション意欲が高まるんですね。
ここで大切なのは、ちょっとしたコミュニケーションの工夫です。例えば、「学校で何があった?」と直接聞くのではなく、「今日の給食、何だったかな?」とか「体育の時間、何をしたのかな?」といった具体的な質問をしてみてください。

また、視覚的な手がかりを使うのも効果的です。学校の時間割表を見ながら「算数の時間に難しい問題はなかった?」と聞いてみるのもいいですね。これは、自閉スペクトラム症のお子さんに効果的とされる視覚的サポートの一例なんです。
そして、お子さんの話を否定せず、肯定的に受け止めることも大切です。「へー、そうだったんだね」「それ、面白そう!」といった反応をしてみてください。
ちょっとした工夫で、お子さんとのコミュニケーションは大きく変わります。皆さんならきっとできますよ。
一緒に、お子さんとの素敵な会話の時間を作っていきましょうね。くまさんも応援しています!
話したい #肯定的 #具体的
コメント
くまちゃんおげんきですか
ありがとうございます(^^)/
元気ですよ